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いま企業が本当に欲しい「BIM/CIMオペレーター」とは?

編集部 2021年10月11日

いま、ちょうどBIM/CIM 導入を検討中のご担当者のみなさま。導入に際して「誰がBIM/CIMを扱うのか」となり、とりあえず従来からいるCADオペレーターではなくBIM/CIMオペレーターを採用しようとなって、「そもそも、BIM/CIMオペレーター採用時のポイントは何なんだ?」という疑問や不安をお持ちではないでしょうか。これまでCADオペレーターで業務を進めてきた企業であれば、BIM/CIMオペレーターについてよく分からないのは仕方がないことだと思います。

では、あらためて。「BIM/CIMオペレーター」とはどのような仕事なのでしょうか?

この記事ではBIM/CIMオペレーターの業務内容や必要なスキル、さらにその採用・育成方法についてくわしく解説します。特に「BIM/CIMオペレーターって必要なの?……CADオペレーターでは本当にダメなの?」と疑っている方にこそ、ご参考になれば幸いです。

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「BIM/CIMオペレーター」とはどんな仕事か

「BIM/CIMオペレーター」とは、BIM/CIMソフトウェアを扱う技術を持った人材を指します。具体的には、BIM/CIMソフトウェアを使用して3次元のBIM/CIMモデルを作成するのが仕事です。モデルをつくることから「BIM/CIMモデラー」とも言われます。

BIM/CIMは3次元モデルに部材の性質や工期など、さまざまな情報付加が可能なのが特徴のひとつ。その多くの情報登録もBIMオペレーターの仕事のひとつです。また、BIM/CIMソフトは複数人で編集可能なソフトのため、チームで作業をおこなうことも少なくありません。

「BIM/CIMオペレーター」のスキル

BIM/CIMオペレーターに必要とされるスキルを挙げるとすれば、次の4つです。

  1. 基本的なPCスキル
  2. コミュニケーション能力
  3. 建築に対する興味・関心と知識

基本的なPCスキル

BIM/CIMオペレーターはBIM/CIMソフトにさまざまな情報を登録し、3次元モデルをつくります。そのBIM/CIMソフトに登録するデータ管理や関連報告書、さらにはプレゼンテーションのため、Excel、WordやPowerPointなどOffice系のソフトを扱う場面も少なくありません(※職場に)。

実はBIM/CIMオペレーターには、Officeなどのメジャーなソフトの使い方や基本的なPCスキルが不可欠なのです。

コミュニケーション能力

BIM/CIMオペレーターに必要なスキルとして、コミュニケーション能力は非常に重要な能力だと言えます。設計者や責任者、施工者、部材の手配を行う人など、さまざまな人と関わる仕事だからです。

仮に設計者の建物情報をBIM/CIMモデルに登録する際、設計者に質問をする必要があったとします。その際には、作業者としてではなく、建物に対するある程度の興味関心や知識、理解が必要です。

BIM/CIMモデルは設計から施工、完成後の維持管理まで利用されるため、すべての作業に関わる部署や人に登録した情報の修正・報告をする必要があります。そこにはコミュニケーション能力が求められるのです。

建築に対する興味・関心と知識

BIM/CIMオペレーターは建物の正確な3Dモデル作成をするために、膨大なデータを登録する必要があります。そのため、特に初期段階では情報の登録作業を数日間続けることも多いです。それは時間と根気が必要となるでしょう。

BIM/CIMオペレーターは建築に関わるさまざまなデータ登録が不可欠なため、覚える知識や操作も多く、そこでは「ただの作業」ではなく、新しい知識を積極的に得ようとする姿勢もまた重要なのです。

「BIM/CIMオペレーター」の採り方、選び方

2021年10月現在、BIM/CIMオペレーターになるために取得が義務づけられている国家資格はありません。

BIM/CIMソフトウェアの開発会社であるオートデスク社が実施している「Revit Architectureユーザー試験」や、同じくBIM/CIMソフトを開発するグラフィソフト社が実施している「ArchiCADオンライン認定試験」などの民間資格試験は存在します。これらの試験に合格していると「Autodesk Revit」や「ArchiCAD」といったBIM/CIMソフトの「基本的な操作方法は身につけている」と判断できます。

とはいえ、上記資格ではBIM/CIMソフトの基本スキルしか習得できないため、仮にその資格を持っていても実務経験が乏しい場合は判断が難しいのが現状です。多くの場合、即戦力とはならない可能性が高いでしょう。つまりBIM/CIMオペレーターを即戦力として採用する場合には、資格ではなく実務経験を重視した方が無難です。

ちなみに近い将来には、国土交通省が「BIM/CIMマネージャー(仮称)」や「BIM/CIM技術者」といった資格を創設すると「建築BIM/CIMの将来像と工程表(案)」で発表しています。

01出典:国土交通省「建築BIM/CIMの将来像と工程表(案)」より引用

「BIM建築物の生産プロセス全般において、BIMデータを一元的に管理する」のがBIMマネージャー資格であり、「BIMデータの作成に係る技術者資格」がBIM技術者資格。つまり、将来的には「BIM技術者資格」なる国家資格がBIM/CIMオペレーターを採用する際の基準になると考えられます。ただし、その時期はまだ未定ですが……。

「BIM/CIMオペレーター」の教育体制がカギ

ただし、人材市場におけるBIM/CIMオペレーターの絶対数は不足しているのが現状です。

国土交通省が2020年12月〜2021年1月に行った「建築分野におけるBIM/CIMの活用・普及状況・実態調査」のアンケートにおいても、BIM/CIMを導入している企業のうち約8割が、「BIM/CIMを扱える人材が不足している」と回答しています。

02出典:国土交通省「建築分野におけるBIM/CIMの活用・普及状況・実態調査」より引用

採用が難しいというならば、自社のCADオペレーターにBIM/CIM教育を施して、BIM/CIMオペレーターに育ててはどうか。

同じ国土交通省のアンケートによれば、BIM/CIMをすでに導入している企業の教育体制に関する質問で「社内研修」「社外研修や外部のセミナーへの参加」「OJT」で教育していると回答した企業が多く、自社の「社内研修」で教育できない場合は、社外研修や外部のセミナーへ参加させていることが分かります。

03出典:国土交通省「建築分野におけるBIM/CIMの活用・普及状況・実態調査」より引用

つまり、実務経験が豊富なBIM/CIMオペレーターを正社員として雇用しようとしても、それが実現する可能性はきわめて低く、自社で育てようとすれば、社外へ送り出して教育させる必要がある――どれだけ時間とコストがかかるのか。そもそも、自社のCADオペレーターが一人前のBIM/CIMオペレーターとなるという確証すらありません。前述のとおり、BIM/CIMの作業にはさらに高度な技術と知識を必要とするのですから……。

ちなみに、ヒューマンリソシアが派遣するBIM/CIMオペレーターは、「BIM/CIMトレーニングセンター」でしっかりと研修を受け、建築の基礎知識を有したオペレーターです。

研修期間は最大で1か月。意匠・施工・設備のそれぞれカリキュラムが用意され、派遣先企業の要望に沿ってRevitやRebro、ArachiCADなどの研修を受け、対応しています。トレーニングされて派遣開始後でも、BIMオペレーターはテクニカルフォローが受けられる体制が整っています。

国家資格が創設されるまでは、しっかりとした研修センターで、しっかりと研修を受けているという保証があった人材の方が安心です。ヒューマンリソシアの「BIMオペレーター育成型人材派遣」、ぜひご用命ください。

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