2025年10月の建設業界の最新雇用関連データ
（2025年11月28日更新データより）
- （1）建設業の就業者数・雇用者数・新規求人数
- 建設業の就業者数484万人（前年同月比102.1％）、雇用者数は404万人（同102.5％）と、就業者数・雇用者数ともに前年度同月を上回る推移となりました。雇用者数は5か月連続で前年同月以上の推移となっています。
（２）建築・土木・測量技術者（建設技術者）の雇用動向
ハローワークにおける建築・土木・測量技術者（常用・除くパート）の有効求人倍率は6.82倍（前年同月比-0.02となり、1年間ぶりにマイナスの推移となりました。
労働需給の先行指標となる新規求人倍率はここ1年間横ばい状態で、今月は前年同月より0.13増加となりました。
有効求人数は前年同月比99％となり、7カ月ぶりに、前年同月比を下回りました。
新規求人数も同99％と前月に引き続き、前年度を下回る推移となっています。
充足率は前年同月より0.05ポイント減少して2.51％となりました。
ハローワークで建設技術者を採用することは依然として困難な状況が続いています。
（３）建設・採掘の職業（建設技能工）の雇用動向
ハローワークにおける建設・採掘の職業（常用・除くパート）の有効求人倍率は5.76倍（前年同月比0.17ポイント減少）となり、前月に続き前年同月比を下回る推移となりました。
労働需給の先行指標となる新規求人倍率は9.25倍（前年同月比0.29ポイント減少）となり、前年同月比を下回る推移となりました。
有効求人数は前年同月比99％となり、7カ月ぶりに、前年同月比を下回りました。
新規求人数も同98％と前年同月をわずかに下回り、建設技能工への求人意欲の高まりはやや落ち着いてきています。
充足率は前年同月より0.18ポイント低下して4.90％となり、ハローワークで建設技能工を採用することは困難な状況が続いています。
＜用語解説＞
- 有効求人倍率： 有効求人数／有効求職者数（倍）
- 新規求人倍率：新規求人数／新規求職者数 （倍）
※「新規求人」とは、その月に受け付けた求人をいい、前月から未充足のまま繰り越された求人と新規求人との合計を「有効求人」という。 - 充足率： （就職件数／新規求人数）× 100 （％）
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