建設業の就業者数は483万人(前年同月比101.7%)、雇用者数は395万人(同101.0%)と、ともに4カ月連続で前年同月を上回りました。
<建設業の就業者数と雇用者数の推移>
公共職業安定所(ハローワーク)における建設業の新規求人数は71,840人(前年同月比94.4%)と2か月連続で前年同月を下回りました。
<建設業の新規求人数の推移(新規学卒者とパートを除く)>
ハローワークにおける建築・土木・測量技術者(常用・除くパート)の有効求人倍率は6.97倍(前年同月比0.34ポイント上昇)となり21カ月連続で前年同月を上回りました。
労働需給の先行指標となる新規求人倍率は9.82倍(前年同月より0.01ポイント低下)となり、7カ月ぶりに前年同月を下回りました。
有効求人数は前年同月比99.1%となり、25カ月ぶりに前年同月を下回りました。新規求人数も同96.0%と同じく25カ月ぶりで前年同月を下回っています。建設技術者の需要はやや落ち着きつつあると思われます。
充足率は前年同月より0.06ポイント低下して2.25%となりました。ハローワークで建設技術者を採用することは依然として困難な状況が続いています。
<建築・土木・測量技術者の雇用関連指標の推移(常用・除くパート)>
ハローワークにおける建設・採掘の職業(常用・除くパート)の有効求人倍率は5.90倍(前年同月比0.56ポイント上昇)となり、10カ月連続で上昇しました。
労働需給の先行指標となる新規求人倍率は7.78倍(前年同月比0.98ポイント上昇)となり、8カ月連続で上昇しました。今後も、建設技能工の人材需給が更にひっ迫することが推測されます。
有効求人数は前年同月比97.6%となり、4カ月連続で前年同月を下回りました。新規求人数も同95.7%と前年同月を下回り、建設技能工への求人意欲の高まりはやや沈静化してきています。しかし、有効求職者数は同88.3%と7カ月連続で前年同月を下回っており、求職者数の減少が有効求人倍率上昇の要因となっています。
充足率は前年同月より0.36ポイント低下して3.97%となり、ハローワークで建設技能工を採用することは困難な状況が続いています。
<建設・採掘の職業の雇用関連指標の推移(常用・除くパート)>
<用語解説>