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月次レポート

建設業界 人材市場動向月次レポート 2022年11月

編集部 2022年12月01日

2022年9月の建設業界の最新雇用関連データ

(1)建設業の就業者数・雇用者数・新規求人数


建設業の就業者数は492万人(前年同月比99.4%)と7カ月連続で前年同月を下回りました。雇用者数も402万人(同99.3%)と前年同月を下回りました。

<建設業の就業者数と雇用者数の推移>

図表1

 

公共職業安定所(ハローワーク)における建設業の新規求人数は81,023人(前年同月比98.7%)と2020年11月から22カ月ぶりに前年同月を下回りました。

<建設業の新規求人数の推移(新規学卒者とパートを除く)>

図表2

 

(2)建築・土木・測量技術者(建設技術者)の雇用動向


ハローワークにおける建築・土木・測量技術者(常用・除くパート)の有効求人倍率は6.68倍(前年同月比0.43ポイント上昇)となり17カ月連続で前年同月を上回りました。

労働需給の先行指標となる新規求人倍率は3カ月連続で前年同月を上回り11.65倍(前年同月より0.67ポイント上昇)となりました。今後は、更に人材需給がひっ迫することが推測されます。

有効求人数は前年同月比104.3%となり21カ月連続で前年同月を上回りました。新規求人数も同103.7%と同じく21カ月連続で前年同月を上回っており、建設技術者の需要は増加傾向が依然として続いています。

充足率は前年同月より0.64ポイント低下して2.52%となりました。ハローワークで建設技術者を採用することは依然として困難な状況が続いています。 

<建築・土木・測量技術者の雇用関連指標の推移(常用・除くパート)>

図表3

 

(3)建設・採掘の職業(建設技能工)の雇用動向

 


ハローワークにおける建設・採掘の職業(常用・除くパート)の有効求人倍率は5.77倍(前年同月比0.45ポイント上昇)となり、6カ月連続で上昇しました。

労働需給の先行指標となる新規求人倍率は9.43倍(前年同月比0.02ポイント上昇)となり、4カ月連続で上昇しました。今後も、人材需給がひっ迫した状況が続くことが推測されます。

有効求人数は前年同月比101.5%となり、25カ月連続で前年同月を上回りました。一方、新規求人数は同96.5%となり、2020年8月から25カ月ぶりに前年同月を下回りました。建設技能工への求人意欲は若干落ち着いてきているのではないかと思われます。

充足率は前年同月より0.58ポイント低下して4.67%となり、ハローワークで建設技能工を採用することは困難な状況が続いています。

<建設・採掘の職業の雇用関連指標の推移(常用・除くパート)>

図表4